12月7日、習近平・総書記兼中央軍事委員主席は就任以来初めての地方視察に広東省深圳(しんせん)市を訪れた。今年は故・鄧小平氏が1922年に行った「南巡講話」20周年にあたる。習総書記は当時の鄧氏の行程をたどるとともに、改革開放の堅持を内外にアピールした。
12月8日付『星島日報』によれば、同日午前11時、北京から深圳空港に到着した習総書記は汪洋・広東省委書記と朱小丹・広東省省長の出迎えを受け、金融センターとして開発が進む前海新区とインターネット大手のTenceni(騰迅集団)を視察。翌8日は蛇口港とかつて鄧氏が視察した羅湖漁民村を訪ね、連花山の鄧氏の彫像に献花した。また彫像の後方で植樹を行った。習総書記は「党が打ち出した改革開放政策は正しい決断だった。今後も富国富民の道を堅持し、さらなる開拓を行う」と語った。習総書記は順徳の工業団地などを視察した。今回の視察中、習総書記は深圳市内に住む母親にも会う予定だという。