12月20日、広西チワン族自治区農業庁は今年の同自治区の果物の生産量が1000万トンを超えたと公表した。同自治区の人口に照らすと1人当たり200キログラムの果物を生産した計算になる。
12月24日付『汎珠三角合作信息網』によれば、今年の同自治区の果物の総生産量予測は過去最高の1051万トン、前年比107万トン増(11.4%増)となる見通し。この数字は全国平均よりも6.6%高く、同自治区は果物生産量が1000万トンクラスの全国五大産地の仲間入りをする見込み。
中国の果物生産は農業の中でも成長著しい分野で、今年の全国の果物価格は昨年よりも高い傾向にあり、1トン当たりの平均価格は2400人民元(前年比10.5%増)、今年1年の総売上高予測は252億元(前年比25%増)だという。
同庁関係者は、同自治区の果物農家は老人と子供が留守を預かる出稼ぎ家庭の割合が低い。都市部で働くよりも高い収入が見込めることから多くの出稼ぎ農民が地元に戻り果物生産を始めていると語っている。