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2013.07.22

富士康、貴陽市にエコロジー産業基地を建設

 世界最大の電子機器受託生産(EMS)企業、台湾の「富士康科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)」が貴州省貴陽市貴安新区にエコロジーを意識した産業基地を建設する計画だ。
 富士康の中で「第4世代」に位置付けられるこの産業基地は、環境保護とエコロジーの精神を以て産業研究開発、ソフトウエア研究開発、クラウドネットワークなどに取り組む。同グループの郭台銘CEOは、貴州省のような中国本土西部の省は過去に工業発展のチャンスがなかったため、とりわけ交通インフラに制約があったが、今ではその問題も解決した。当地は人的資源に恵まれており、将来が期待できる地域だと強調した。
 同社によれば、富士康の「第1世代」基地は広東省深圳市にあり、当地のGDPに貢献したが当時は環境保護への関心が薄かった。風光明媚な山東省煙台市に建設された「第2世代」基地は環境保護を重視し、海洋資源の汚染を最小限にとどめるよう努めた。天津市の「第3世代」基地では、積極的にクラウドネットワークなどのハイエンド産業を推し進め、ソフトウエア技術の開発に主流を置いたという。7月21日付け『星島日報』が報じた。


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