中国本土の今年の大学新卒者は史上最多の約700万人となり、これまで以上に就職難が深刻化している。学生の多くは就職のプレッシャーを抱えており、本土のメディアはこぞって「史上最悪の卒業年」と報じている。
8月5日付け香港電台(RTHK)の報道によると、北京市内の大学を卒業したある新卒者は、これまで多くの就職セミナーに足を運んだがいまだ就職先が決まらず、焦りと敗北感にさいなまれているという。だがある雇用主は、現在市場で最も多いのは小売業の求人。卒業生の多くが自分の専攻分野にこだわるあまり就活ミスマッチが起こっていると分析。新卒者はあまり職種を選り好みせず、専攻とは関係のない職種でもトライし、まず仕事の経験を身に付けた後で希望職種への転職を試みるよう勧めている