米国のシンクタンク「ヘリテージ財団」と経済紙『ウォールストリート・ジャーナル』が1月14日に共同公布した世界の経済自由度指数で、対象となった178の国・地域中、香港は総得点90.1点で20年連続首位に輝いた。2位は89.4点のシンガポール。中国は昨年よりも0.6点高い52.5点を獲得したが、順位は前年よりもひとつ低い137位。台湾は前年より3位上がって世界17位だった。
汚職で減点、シンガポールが追随
結果について財団は、香港とシンガポールの差が縮まっているのは、主に香港が汚職問題で得点を下げたため。香港の今後の政治の方向性と土地の供給政策に注目しているとコメント。中国については、世界の速度からすれば自由度の進展はゆっくりだが、今後は新指導部がさらなる経済改革を行い、経済の自由度は改善されるだろうと語った。
同指数は法制度、管理・監督機関の効率性、市場の自由度、政府の行政状況といった4つの評価基準から算出される。総得点80点以上は自由な経済体(Free)、50~59.9点は基本的に不自由な経済体(mostly-unfree)、49.9点以下は圧力を受ける経済体(repressed)となっており、ワースト3位はジンバブエの35.5点、キューバの28.7点、北朝鮮の1.0点だった。1月14日付け『星島日報』香港電台(RTHK)などが伝えた。
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