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2014.05.06

遺伝子組み換えの種 並行輸入業者が中国持ち込みか

 5月5日に香港電台(RTHK)は中国本土のメディアの報道として、並行輸入業者が香港を経由して本土に遺伝子組み換えのトウモロコシの種を持ち込んだ疑いがあると伝えた。

 5月4日深夜、皇崗税関で旅客の荷物から遺伝子組み換えの疑いがあるトウモロコシの種が発見された。種は真空パックされており、重さは約2キロ、ラベルなどは張られていなかった。
 その後、同日の午前5時に二十数人の旅客が同様の種を持ち込もうとした。二十数人の中には手数料を受け取って荷物を運んでいたことを認める人もいた。

 これら種は税関が押収し、初期段階の検疫検査を行った結果、遺伝子組み換えのトウモロコシの種である疑いがもたれている。いったん遺伝子組み換えの農産物が本土に入ると、食の安全にとっての隠れたリスクになる可能性もあるため、検疫部門ではさらに検査を進めている。

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