4月3日の香港電台(RTHK)は浙江省で新たに2人の患者がH7N9鳥インフルエンザに感染し、うち1人が死亡したと報じた。死亡したのは38歳の調理師で、3月7日前後に発熱やせきなどの症状を呈し18日に入院。その後、転院し24日に重体となり27日に死亡した。中国本土のH7N9鳥インフルの死者は3人となった。
H7N9鳥インフルで入院中の患者の中には、医療費がかさみ家族が支払いに苦慮するケースも出ている。4月3日付け『明報』によれば、江蘇省で3月19日に入院、感染が確認され重体に陥っている45歳の女性の夫は「妻が入院してすでに67万元の医療費がかかっている。妻を助けるためマンションを売るしかない」と語った。重体の女性は南京市内の市場で鳥肉の処理をしていた。夫婦の月収は合わせて3000元余りしかなく、友人に借金して急場をしのいでいるという。