3月31日、『香港電台(RTHK)』はH7N9型鳥インフルエンザに感染した上海市の男性患者2人が死亡し、安徽省の女性患者1人が重体に陥っていると報じた。H7N9型鳥インフルエンザが人に感染した事例は世界で初めて。中国国家疾病センターは、患者の感染経路はまだ不明確としている。死亡した男性のうち1人は27歳で豚肉販売業をしており、重体の女性は発病前に家禽類との接触があった。
香港大学感染及伝染病中心の何百良・総監によれば、H7N9型はアジアでは感染があまり報告されていないウイルスで、死に至るのは特殊な状況であり、ウイルスが変異した可能性も排除できないとしている。また何百良・総監は、先ごろ上海市の黄浦江に豚の死骸が大量に遺棄された事件との関連性を当局は早急に調査すべきだと述べた。