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2013.07.24

偽装結婚の本土女性、売春3カ月で故郷に家

 台湾人男性と偽装結婚した中国本土の女性が売春で100万台湾ドルを稼ぎ上げ、故郷に家を建てたが、台湾警察による捜査で先きごろ逮捕された。
 7月24日付け台湾紙『中国時報』によると、女性は遼寧省昌図県出身の張洪濤(36歳)。家は貧しく、昨年8月に不法入境の斡旋集団の仲介で台湾人男性と偽装結婚して台湾に渡った。当初は皿洗いなどをしてお金を稼ごうと考えていたが、斡旋集団にパスポートを奪われ、売春組織に送られた。張は容姿が台湾の歌手、許慧欽(イボンヌ・シュー)によく似ており、すぐに指名ナンバーワンの人気者になった。イボンヌ・シューはかつて台湾で「最もお嫁さんにしたい芸能人」に選ばれた清純派。張は毎日15~20人の接客をこなし、1回の性交渉で4000台湾ドルを受け取っていた。斡旋集団の借金10万台湾ドルを2カ月で完済し、わずか3カ月で百万台湾ドルを稼ぎ、昨年11月に偽装結婚相手と離婚。故郷に戻って家を建てた。
 だが、売春組織は稼ぎ頭の張に再度偽装結婚して台湾で働かないかと持ちかけ、欲を出した張もこれに同意。離婚したその1カ月後に同じ偽装結婚相手と再度婚姻関係を結び、今年4月に台湾に入境した。この時点で入境処は張の結婚に疑いを持っていたが、張は入境を許可され売春を開始。お客の人気は依然高く、客からマンションと1カ月10万台湾ドルの生活費を条件にめかけになってほしいと言われたこともあった。
 警察の聴取に張は「台湾の身分証を手に入れたら、台湾でマンションを買おうと思っていたのに」と語り、わずか1年で田舎娘から売春婦に身をやつした自分を思い涙を流したという。警察は張の身柄を移民局に送り、時期が来たら本土に送還するとともに、文書偽造、公序良俗を乱した罪などで法に基づいて処罰するもよう。 

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