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2013.09.15

同級生8人がガン、北京の女医が発症率の高さ指摘

 「北京のガンの発症率には驚く」。先きごろ、北京市のある女医が中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に、市内の病院に勤務する大学時代の同級生三十数人中8人がガンを患い、うち1人はすでに死亡した、と書き込み注目を集めている。
 9月15日付け『星島日報』が『北京晨報』の報道として伝えたところによると、女医は「紅牆下的猫(紅い壁の下の猫)」というハンドルネームでウェイボーに投稿。「私は1977年に大学に入学し、1982年に卒業した。本科の同級生で北京市内の病院に勤務する三十数人中8人がガンを発症した」「内訳は肺ガンが1人、乳ガンが3人、白血病が2人、子宮体ガンが1人、皮膚ガンが1人」「卒業後に海外で就職した二十数人は1人もガンになっていない」「個人の力には限りがある。関係機関がアクションを起こし原因を究明してほしい」と書き込んだ。女医はその後のユーザーとのやり取りで、ガンを患った8人は全員非喫煙者でうち5人は女性だと明かしている。
 女医のウェイボーは瞬く間に多くのネットユーザーの支持を集めた。あるユーザーは「彼女が言うことは本当だ! 北京の空気、水、食べ物がどんなものか、北京人はみな知っている」と書き込んだ。北京は今年、pm2.5によるかってないほど深刻な大気汚染に見舞われた。ユーザーらは、ガンの発症率が高いのは中国本土で流通している残留農薬、重金属が基準値を超えた「毒野菜」や食品などの影響もあるとみている。
 一方、当局は北京のガン発症率が25%に当たるという内容は「事実ではない」とし、米国の高齢者のガン発症率は北京より高いとコメントしている。

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