香港の大物俳優ジャッキー・チェン(成龍)の主演映画『十二生肖』が好評を博し、なかでもシンガポールでは上映7日間でチケットの販売総額が240万シンガポールドル(約1260万香港ドル)に上り、同地で上映された中国語映画の1週間の売上最高額を記録した。またマレーシアでも同様に累計のチケット販売総額が中国語映画としては過去最高額に達した。
俳優としての仕事はこの上なく順調なジャッキーだが、度重なる政治発言に民主派からは反発を受けており、天安門事件で学生運動のリーダーだった王丹・氏はソーシャルネットワーク上で『十二生肖』のボイコットを呼びかけた。
ジャッキーのファンは王氏のFacebookに「これは言論の自由だ」とジャッキー擁護の書き込みをしており、王氏はジャッキーが語った内容に反対しているのであり、彼が発言すること自体を非難しているわけではないと説明。さらに「ジャッキーにデタラメを言い続ける権利があるように、我々にも彼のデタラメを批判する権利がある」と語った。1月1日付け『明報』が伝えた。