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2013.05.22

急進民主派が分裂、普通選挙で食い違いか

 21日付香港各紙によると、人民力量の黄毓民・立法会議員は5月20日に脱退を発表した。黄氏は2011年に社会民主連線(社民連)から脱退して人民力量を発足したが、黄氏の突然の脱退宣言で急進民主派は再度分裂することとなった。
 黄氏は脱退の具体的な理由を明らかにしていないが、21日に自身がパーソナリティーを務めるネットラジオで「理念上の違いが生じた」「外部の人間と結託して内部の人間を攻撃している」といった内容の発言をしており、人民力量主席の劉嘉鴻氏との普通選挙の理念の食い違いが脱退の原因とみられる。無所属議員の身分で社民連や人民力量とは引き続き協力するという。これによって人民力量は支持者の半分が黄氏とともに流出する可能性が出ている。
 人民力量は黄氏直系の政治人材育成団体・普羅政治学苑と政党の前線、政治団体の選民力量の3つの組織から成る。黄氏は今後、普羅政治学苑に注力するという。
 一方、東区法院(地方裁判所)は21日、人民力量の黄氏と陳偉業氏が11年7月にセントラルの公道をふさいでデモ活動を行った件で、先の有罪判決に続き刑罰を言い渡した。懲役は執行猶予付きで黄氏が6週間、陳氏が5週間、ともに罰金4800ドルが科せられた。

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