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2012.12.16

新移民は約17万人、全人口の2.5%

 香港統計処は2011年の国勢調査から「新移民」に関するリポートをまとめた。新移民とは中国本土から香港に移住して7年に満たない人を指す。リポートによると、香港の新移民は17万1322人で香港の全人口の2.5%を占め、2001年の同調査の26万6577人、全人口の4.1%から減少した。
 新移民の40%余りは25〜44歳の女性で、そのほとんどは香港人男性と結婚した家族滞在ビザでの入境者。現在、6.6万人が香港で就業し、主にサービス業、セールス業に就いている。収入は低く、うち75%は月収が約1万香港ドル。6000香港ドル未満も25.7%余りいた。
 2001〜2006年の数字では新移民の月収は4000〜8000香港ドルが最も多かったが、今回は8000〜1万香港ドルが最も多くなった。月収が上がった主な要因は香港の最低賃金が引き上げられたためとみられる。また新移民の家庭は平均家族数が3.5人、香港の同2.9人よりも多く、1人暮らしは全体の6%しかいなかった。

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