マカオ警察は先きごろ、銀行とカジノからそれどれ通報を受け、偽の1000香港ドル紙幣63枚を押収した。
警察のスポークスマンによれば、押収した偽札はすべて2008年版で極めて精度が高く、紙質がやや薄めで金色から緑色に変わるインクの墨が本物よりも少しマット、紫外線の下ですかすと1000香港ドルの字の蛍光色のラインが薄くて見えない以外、ほぼ本物と見分けが付かないという。
この偽札は12月20日、1人の男が北区の黒沙環の銀行に持って来た46万香港ドルのうち50枚の1000香港ドル紙幣が偽札の疑いがあるとして警察に通報したことで発見された。その2日後、タイパ島のカジノでも偽札の疑いがある13枚の1000香港ドル紙幣が見つかったと警察に通報があった。
香港でも中国銀行発行の2003年版の1000香港ドル紙幣を真似た偽札が発見されており、マカオで発見されたものと同様に一見すると分からないほど精巧にできているという。12月25日付け香港電台(RTHK)が伝えた。