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2013.12.17

マカオのホテル予約、クリスマスと新正月は満室

 香港紙『香港経済日報』が調べたクリスマスと新正月連休中のマカオ(澳門)の有名5つ星ホテル17軒の予約状況によると、半数以上のホテルが9日間にわたって満室となっていた。
 中国本土ではクリスマス休暇はないが、マカオのカジノ業はこの時期は常に書き入れ時となる。2010年と2012年の12月のカジノ収入はその年の単月で最高を記録した。カジノ目的の旅客がホテルの成長の原動力となっており、今年も予約状況からみて旅客数の延びが期待できる。

カギはハイエンド客
 ギャンブル関係のアナリストは、ホテルの宿泊客が多ければおのずとカジノも繁盛するが、最終的には掛け金が高額な客の比率によって伸び幅が決まると語る。また、別のアナリストもマカオのカジノ収入の8割は2割のハイエンドな客によって決まると述べた。
 このアナリストによれば、通常、クリスマス休暇の本土客は国慶節(中国の建国記念日)よりも少ないので、国慶節の収入を超せるかどうかが一つの挑戦となるが、難しくはないだろうと語った。マカオの今年10月のカジノ収入は365億パタカで、単月としては過去最高となっている。
 現在、マカオの6大ブランド企業、梅高美(MGMマカオ)、永利澳門(ウィン・マカオ)、澳博(SJM)、銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント)、新濠博亜(メルコクラウン・エンターテインメント)、金沙(サンズ)が運営する高級ホテル17軒の客室数は計1万5700室。マカオのホテルの約半分を占め、消費力のある旅客を引きつけている。12月16日付け『香港経済日報』が伝えた。

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