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2014.12.23

香港史上最大の汚職 元政務長官に懲役7年半

 現職の高級幹部と財閥系大手デベロッパーとの癒着による香港史上最大の贈収賄事件の判決が23日下った。

 元政務長官の許仕仁(ラファエル・ホイ)(66歳)氏には収賄など5つの罪状で懲役7年半と特区政府への1118万2000ドルの返還が、政治上の便宜を図ってもらうため許氏に多額の賄賂を渡した新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ)の郭炳江(トーマス・クオック)主席(63歳)には懲役5年と50万ドルの罰金がぞれぞれ言い渡された。

 また、贈賄の仲介をした郭氏の側近の陳鉅源・前執行董事長(68歳)と香港交易所(HKEx)の関雄生・元高級副総裁(64歳)には懲役6年と罰金50万ドル、懲役5年の判決がそれぞれ下った。

 許氏は2005年の政務官任命以前から、政府の情報を与える見返りとして計1968万2000ドルの賄賂を郭氏から受け取っていた。生活は派手で、在任中に若い上海人女性と不倫関係にあり、高額な生活費や高級マンション、高級車を贈っていたと報じられている。許氏には、曾蔭権(ドナルド・ツァン)前行政長官など多数の政財界人が、郭氏にも多数の著名人が情状酌量を求める嘆願書を寄せ、2人の判決内容は減刑となった上でのものだった。

 郭氏は3人兄弟の次男。この事件では三男の郭炳連(レイモンド・クオック)主席(61歳)も起訴されたが無罪となっている。23日付け香港各紙が伝えた。

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