ベトナムのレストランチェーン運営会社Huy Vietnam Groupが2015年初めに香港のメーンボードに上場の意向を示している。
1月6日付け『星島日報』によると、グループは昨年、350万米ドルの融資を受け、最近330万米ドルの2度目の融資の取り付けに成功。融資は中国本土とシンガポールの機関投資家や高資産を有する個人投資家らによるものだという。
この2度の融資でグループは、中国本土の火鍋チェーン運営会社、四川海底捞餐飲の創設者、張勇成CEOを株主の1人に引き入れており、本土でのチェーン展開への大きな足掛かりをつかんだといわれる。
同グループは2007年に設立したベトナム初のグローバル・マネジメントのレストランチェーン運営会社。現在、傘下にはMon HueとCom Expressの2つのレストランチェーンがあり、店舗数は昨年9月の17店舗から現在は24店舗に増加。食材と人件費のコストを削減するため、料理はすべてセントラルキッチンで準備している。
グループはまず、ホーチミン、ハノイなどにさらにチェーン店を増やし、年内に香港進出、3年以内にアジアの各主要国に拠点を設けたいとしている。