香港でも中国本土の大気汚染の影響が及んでおり、新たな大気汚染指数が採用されて1週間足らずで市街地の道路わきや半数の区域で汚染レベルが最悪の10+となった。大気汚染の主な原因は香港の自動車の排ガスなどに加え、本土のPM2.5を含むスモッグが香港にも及び、風のない天候で拡散しづらくなっているためとみられている。
1月3日の香港の大気汚染は深刻な状況で、15カ所の一般および路肩観測ポイントのうち、9カ所で指数が最悪レベルの10+を記録した。旺角、コーズウェイベイ、セントラルの路肩観測ポイントのほか、沙田、荃湾、観塘、元朗、葵涌、深水埗の一般観測ポイントすべてで、一度は10+に達した。例を挙げると、セントラルでは午前11時に指数は10に達し、午後6時から9時に引き続き最悪レベルの10+となっている。
香港環境保護署の手引きでは、最悪レベルになると健康被害のリスクは通常の2倍となるため、心臓や呼吸器系統に疾患のある人は屋外に出ないよう呼び掛けている。また、このような疾患のない人も屋外での活動を避け、学校は体育の授業を行わないよう指導している。1月4日付け『香港経済日報』が伝えた。
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