旧正月を控え、東莞市の多くの病院では処女膜再生手術の希望者が普段の3倍に急増している。1月18日付け『明報』が広州紙『羊城晩報』の報道として伝えたところによれば、婚期を逃した出稼ぎ女性たちは旧正月の帰郷時にお見合いをお膳立てされることが多く、ほとんどが結婚を考えて手術を受けるという。
東莞市内には「後悔はありませんか? 韓国最新鋭の医療技術で無傷に戻すことも夢ではありません」といった処女膜再生手術の広告が多く、手術費用は病院にもよるが880人民元ほどだという。同市厚街のある病院の医師は「普段は1日1件ほどだった手術が今は1日3〜4件に増えている。患者のほとんどは『田舎に帰って結婚もしくはお見合いをする』と答える」と語った。手術を受ける女性の年齢は26〜32歳、手術後は産婦人科で処女証明書を発行してもらえるという。
専門家は、中国社会の性への観念は開放的になりつつあるが、地方ではまだ保守的な考え方が根強く、婚期を逃した女性にとってはプレッシャーが大きいため、このような手段取るのだろうと分析している。