春節(旧正月)の帰省ラッシュが1月26日の土曜日から始まった。予測では旧暦の1月1日(今年は2月10日)前後の数週間に中国全土で鉄道やバス、飛行機などを利用して移動する人は約8億人に上るとみられている。
帰省ラッシュ初日の26日は広州市全体で約13万人が鉄道を利用した。今年も農民工(地方からの出稼ぎ農民)は帰省の切符が手に入りづらい状況だが、中国の新幹線「高鉄(高速鉄道)」はまだ大量の空席があるという。
また、帰省ラッシュ2日目となった1月27日の日曜日、華南地域最大のターミナル駅の一つ広州南駅の旅客数は約8万人となり、初日の延べ約5万人を超えた。同駅の予測では、帰省ラッシュのピークは2月2〜9日、1日当たりの旅客数は延べ約10万人を超えるとみており、車両を増やすなどして対応に当たるという。春節の移動はUターンラッシュが終わる3月6日まで続く。1月27日付『明報』『星島日報』が伝えた。