5月13日、深圳市交通局は道路交通法を顧みない「中国式道路の横断」を正すため、信号無視をした歩行者に20元から最高100元の罰金を科すと発表した。同月23日から施行される。
罰金額に幅があるのは、信号無視は「みんなで渡れば怖くない」という集団心理に依るところが大きいためで、先頭に立って渡った違反者は罰金50元、その後を着いて渡った違反者は同20元。交通事故を引き起こす可能性がある場合や違反回数が多い場合は高額になる。また、信号無視をした歩行者は全国の交通違反システムに記録が残り、仮に取り調べに非協力的な態度を示した場合は勾留、罰金の支払いを拒否した場合は免許停止や免許取得の禁止などを行うという。
同様の罰則は北京市が同月7日から施行。信号無視と横断歩道のない道路を横断した歩行者は罰金10元となっており、深圳市の罰金は全国で最も高額となっている。5月14日付け『明報』が伝えた。