広州市内には少なくとも2万人のアフリカ系ビジネスマンが滞在し、うち数百人が中国人女性と結婚している。これらアフリカ系住民の多くは故郷に中国製品を輸出する貿易商。香港中文大学の麦高登・教授は、彼らは大量の技術と資金をもたらし、中国メーカーのビジネスパートナーとなっている。もしアフリカ系ビジネスマンが広州市からすべていなくなれば、中国南部の経済にとって大きな打撃となるだろうと語った。
中国人妻が手助け
広州市の「巧克力城(チョコレート・シテイ)」から数キロメートル離れた卸売り市場「迦南服装批発市場」。アフリカのギニア出身の男性が数千枚のジーンズを母国に輸出するための梱包作業を行っていた。中国人女性を妻に持つ彼は、「中国人とのあいさつも、車の運転も、工場の開設もすべて妻がしてくれた。彼女がいなければビジネスは難しかっただろう」と語った。
アフリカ系ビジネスマンもまた他の外国人ビジネスマン同様、中国本土でさまざまな壁にぶち当たっている。中国式官僚主義の洗礼やタクシーの乗車拒否を含む人種差別。だが、彼らの多くは中国人とうまく付き合いながらビジネスを成功させており、欧州で働くよりも本土の方が居心地がいいと感じていた。
当地のナイジェリア人コミュニティーの関係者は、本土で働くアフリカ系ビジネスマンの最大の問題はビザだが、今もアフリカー中国の貿易は多くの人材を引きつけており、広州市に夢を追い求めてやって来るアフリカ人は増加傾向にあるとコメントした。9月22日付け『人民網』が報じた。