6年の歳月を掛けた廈門(アモイ)—深圳間の高速鉄道(高鉄)「廈深鉄路」が12月28日に正式に開通した。これにより、福建省廈門(アモイ)市と広東省汕頭市、深圳市の3つの経済特区が結ばれ、さらに深圳—上海間の高速鉄道での直通車が実現した。同日、午前9時55分に深圳北駅を出発した和諧号はわずか12時間17分で上海の紅橋に到着。珠江デルタ経済圏と長江デルタ経済圏の沿海部が高速鉄道で繋がれた。
一方、アモイ北駅始発の列車は同日午前9時に出発。4時間弱で深圳北駅に到着した。運行時間はこれまでよりも8時間近く短縮となった。廈深鉄路の停車駅はアモイ北、角美、漳州、漳浦、雲霄、詔安、饒平、潮汕、潮陽、普寧、葵潭、陸豊、汕尾、汕頭、鲘門、恵東、恵州南、深圳坪山、深圳北駅。
西部沿海も運行開始
また、28日は広東省西部沿海では茂名市と湛江市を結ぶ「茂湛鉄路」が開通した。茂名東駅間の運行時間はわずか30分。
茂湛鉄路は同省の西部沿海の高速鉄道と「洛湛鉄路(河南省洛陽市—湛江市)」の重要な部分。東は茂名東駅、西の茂名駅は広西チワン族自治区黎塘鎮へと伸びる「黎湛線」の乗り継ぎ駅となる。12月28日付け『星島日報』、『鳳凰台』が伝えた。