12月1日、福建省廈門(アモイ)市と広東省汕頭市、深圳市の3つの経済特区を結ぶ高速鉄道「廈深高鉄」が全線でテスト走行を開始した。施工期間5年余り、全長502キロメートル、時速200キロ。アモイから深圳北駅までは福建省漳州、広東省潮州など全18駅を経る。開通すればアモイ―深圳の所要時間は4時間弱。長距離バスでの移動に比べ4時間も速くなる。
12月1日付け『星島日報』によれば、廈深高鉄の開通は3つの経済特区間の往来が日帰りでできるようになるばかりでなく、珠江デルタと長江デルタを1つに結ぶ意味でも注目されている。西は深圳北駅で「広深港鉄路」(※)に乗り継ぎができ、東は福廈、温福、甬台温、杭甬などの高速鉄路の駅で乗り継ぎができるようになる。
正式な開通日はまだ公表されていないが、2014年の旧正月の帰省ラッシュに間に合うよう、早ければ年末には正式に開通する見込み。
※広深港鉄路は広州南駅から深圳北駅までがすでに開通しており、深圳北駅から福田駅を経て香港の西九龍駅まで伸びる予定。