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2013.07.13

江門市で大規模デモ、核燃料工場建設に反対

 7月12日朝、広東省江門市で核燃料工場の建設プロジェクトに反対する市民1000人余りが東湖広場から市庁舎前までデモ行進を行い、市長に説明を求めた。
 同プロジェクトは中国核工業集団(中核集団)が進めているもので、完成すれば中国東南部の沿岸に初めて建設される核燃料工場となる。江門市政府によれば、総額370億人民元を投じ、2012年2月に始動。地方のGDP引き上げと増収が期待されることから、江蘇・福建・広東・天津の各省が招致活動を競い、最終的に江門市が管轄する鶴山市に決定したという。だが住民へは7月4日にやっと公布し、意見の受付は公布から10日以内という期限付きだった。
 庁舎前には王悦勝・副市長が駆け付け、デモ参加者に対して、プロジェクトはまだ着工していない、政府の決定を我慢強く待ってほしいと呼び掛けた。また、13日で期限切れとなる意見の受付期間を10日間延長すると発表。デモ参加者は正午にいったん解散したが、午後にまた数百人が集まり抗議行動を行った。
 核燃料工場の建設が予定されている場所から香港・マカオまではそれぞれ120キロと100キロ。マカオ市民の間でも不安が広がっており、マカオ政府は現在、同プロジェクトについて広東省政府に問い合わせを行っているもよう。マカオの反対派は、核燃料事故の影響範囲は60~70キロ、制御は難しく、結果は想像に耐えないと語った。7月12日付香港各紙が伝えた。


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