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2014.08.13

夜はカジノに早変わり 東莞の製紙工場摘発

 8月10日、広東省東莞市横瀝鎮の地元警察は夜間に非合法のカジノを運営していた広東省東莞市横瀝鎮の製紙工場を摘発。工場経営者と宿舎にいたワーカー11人を拘束したが、客はすでに逃走した後だった。

 8月12日付け『星島日報』によると、製紙工場は27歳の香港人が経営しており、昼間は通常の製紙工場として操業していたが、夜は非合法のカジノに早変わりし、毎晩40〜50人の客が訪れていた。賭け金の合計は毎晩少なくとも10万人民元に上り、うち3000元ほどが経営者の懐に入っていたもよう。

 地元警察はこの情報を早くからつかんでおり、機が熟した8月9深夜から10日にかけて四十数人の警官を動員して工場内に一気に押し入った。だが、カジノ部屋となっていた社長室はもぬけの殻で、ギャンブル用のテーブルやポーカーに使われたとみられるトランプが置かれているだけだった。その後、経営者とワーカーを拘束したが、事情聴取によると、カジノはなじみ客の紹介がなければ入れず、1回の賭け金は最低300元、最高額の上限はなく、一晩で5000元余りすった客もいたという。
 
 かつてこの工場でギャンブルをした中国本土籍の経営者は、以前の部下に連れられて見学するだけのつもりで行ったが、ギャンブルをしなければならない雰囲気があり、最初は300〜500元の賭け金でやっていたが、最後には合計で数万元の負けとなったと語っている。

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