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2014.05.13

中国で最も暮らしやすい都市 1位は珠海

 中国社会科学院が5月9日に発表した香港・マカオ・台湾を含む中国294都市を対象にした競争力リポートで、中国で最も暮らしやすい都市に広東省の珠海市が選ばれた。社会科学院は過去12年にわたって同様のリポートを発表しており、昨年1位だった香港は2位に後退した。3位は海南省海口市、4位は海南省三亜市、5位は福建省廈門(アモイ)市、6位は広東省深圳市。中国二大都市である上海市は10位、北京市は41位だった。

 リポートによれば、ランキングは不動産価格と収入の比例、エコロジーなどの指数を総合的に分析して割り出しており、スモッグや高額な不動産は都市の暮らしやすさを図る上での難題となっている。
 昨年はスモッグの影響が中国の25省と100余りの大中規模都市におよび、全国のスモッグの年間日数は過去52年来で最高の平均29.9日となった。
 不動産価格は昨年は全国100都市で上昇。うち深圳、北京、上海各市の新築物件の1平方メートル当たりの平均販売価格は300万人民元を超えた。

 社会科学院の競争力リポートでは、総合経済競争力で香港が昨年に引き続き1位となったが、中国本土の都市との差は縮まってきており、同院は、現在問題となっている中港のあつれきセントラル占拠が将来的に香港の競争力を削ぐ結果になると警告している。5月9日付け『商業電台』『星島日報』などが伝えた。

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