ここ数日、北京を中心に深刻な大気汚染が続いているが、江西省でも大気中の「PM2.5」の濃度が基準値をはるかに超える「重度汚染」の状況がすでに6日間続いている。
江西省の気象局によれば、1月14日に濃霧警報のシグナルイエローを発令して以来、九江、景徳鎮、蘋郷、南昌、上饒、鷹潭の6市で濃霧が発生しており、この影響で一部高速道路が閉鎖している。
南昌市環境観測ステーションの数字によれば、1月8日の大気汚染レベルは中度だったが、9〜13日は重度となった。マスクをした通行人が増え、車のほとんどはライトを付け徐行運転した。PM2.5は毛髪の30分の1にも満たない微小粒子状物質で、気管から人体に侵入し、肺やひどい場合は血液中に溶け込み、呼吸器・心臓・血管系の疾病を引き起こし、肺ガンのリスクを増大させるという。1月14日付『明報』が伝えた。