5月30日、広西チワン族自治区の南寧市で重大プロジェクトのテレビ会議が行われた。45項目のプロジェクトの28項目は北部湾開発に関するものだった。
主な内容は鉄鋼・有色金属・自動車・石油化学・紙パルプ・造船と修理・交通・エネルギー・水力利用など。南寧市と北海・欽州・防城の北部湾沿海都市で構成される北部湾経済区は中国初の国際的な経済協力エリアとなる予定で、マレーシア政府と共同で2カ所の産業園の建設が計画されている。このほか、南寧鉄道、浜海高速道路の建設や離島の観光開発、中国石油による欽州市の石油精錬施設第2期、防城港の原子力発電所建設などが計画されている。
ただ、自治区政府によればまず先に着手するプロジェクトは、郷・鎮・村の環境汚染と衛生に関するもので、生態文化のモデル地区の建設を行うもよう。政府はこのプロジェクトを通して住民の暮らしが改善され、文化的な習慣が身に付き、地元高官の仕事のやり方が良い方向に変わることを期待しているという。5月31日付け『中新網』が伝えた。