5月3日夜9時ごろ、貴州省三穂県で地元政府から土地を大量に徴発された農民ら約1000人が抗議行動を行い公安と衝突。一部が暴徒化した。公安は催涙弾を使用して鎮圧し、負傷した多数の農民が逮捕されたと伝えられる。
5月5日付け『星島日報』によれば、農民らは当初、地元政府から徴発された土地には工場が建設され、地元農民の経済源となると説明を受けていたが、実際は不動産デベロッパーに売買され、大量の分譲住宅が建設されることを知り、今回の抗議行動に発展した。農民らはこれまでにも幾度となく抗議していたが効果がなかったことから、同日、工事現場の入り口に棺桶を置き工事を阻止しようとして現場関係者らと衝突。鎮圧に駆けつけた公安とデベロッパーを取り囲み、少なくとも5台の公安車両と1台の自家用車を破壊したもよう。